ろっし&ろれんぞ
先日のカタルニアグランプリは、去年のアメリカラグナセカ、ロッシ対ストーナーのような
歴史に残るレースでしたね。

ロッシは、戦術にかけては過去のどの歴代のチャンピオンライダーよりも悪魔のような
したたかな戦い方をするのですが、ロッシと同レベルなライダーが中々出てこないために
そんな戦術を出すまでもなく沢山のレースを勝ってきました。

去年のストーナーとのぎりぎりの戦いは戦術よりも、速さ勝負のようなところがあり
それはストーナーが乗るドカティのトップスピードが速すぎるためにそうなっていたような
気もします。

しかし同じチームメイトのロレンゾとの戦いは同じバイクで争うので、ライディングテクニックが肉薄すると、どうじても戦略を重視した戦いになるのではないでしょうか。

ロッシの得意な戦略は最後の残り数ラップまでは相手の後ろぎりぎりについて、走行ラインを
変えたり、ブレーキで相手の横にわざと並んだり、執拗なまでに相手にプレッシャーを
かけて、ミスを誘い、戦意を喪失させるやりかた。

今回のカタルニアGPのロッシの戦いもまさにその戦法。
しかしロレンゾもだてに250ccクラス2連覇を成し遂げたライダーではありません。
しかもここカタルニアはロレンゾの母国スペインであり、応援も凄まじいです。
スペインの2輪の人気は国を挙げてのもので、日本で言えばサッカーの国際試合よりも
激しい応援。
国王も2輪レースを応援するくらいの2輪王国。
しかもチャンピオンとしても経験豊富で、それにまだ21歳!、イケイケな勢いは尋常ではないです。
去年MOTOGPクラス初年度で緒戦ポールを連戦獲得したり、初優勝も前半で経験したり
チャンピオン候補にもなりましたが、そんな勢いが空回りしだしたら転倒、怪我の連続で
自滅していきました。

今年は転倒もなく危なげない走りですが、アグレッシブは健在ですね。
そんなロレンゾを手玉に取ろうと悪魔のように執拗に後ろに着き、残り3ラップで前に出たのですが、
ロレンゾもロッシの読みを外すように抜き返し、ロッシもここまでかと思った最終ラップ最終コーナー、
ロッシが自殺行為のようなスピードでロレンゾのインに飛び込み、コーナーはらむかと思いきやリヤタイヤをすべらせながら立ち上がりそのままゴール!!!

しびれましたね、しびれたよ、ロッシ、あんたはすごいね、昨今世代交代が囁かれてますが、まだまだ帝王ロッシは健在ですね。

そのあとのロッシの喜び方は尋常ではなく、いつも優勝後はお茶目にはしゃぐのですが、これほど喜んでいるロッシも珍しいです。
ロレンゾを負かしたロレンゾの母国グランプリで勝利をもぎ取り、ゴール後のグランドスタンドに向かって何度もガッツポーズ。
まぁ、ロッシはどの国に行っても大量の応援団やファンクラブが押し掛け大変な事になりますけど今回のロッシの喜び方はすごかったですね。

ロッシやロレンゾの勝ったレースはウイニングラップのパフォーマンスも見物ですね。

トイレが我慢できなかったと言わんばかりに、コース脇の簡易トイレに駆け込んだり、コースにキスするロッシ。

同じヘルメット、同じつなぎを装備した偽物ロレンゾがギターをもって乱入し、本物ロレンゾとライブパフォーマンス。

民放ではゴールしたら終了ですが、全線完全放送の日テレG+ではそんなパフォーマンスも見れますのでお勧めです。

日本ももっとこんな面白いスポーツがメジャーになれば良いですが。

グランプリ通算勝利数が99勝になったロッシ。
次回は100勝目をかけての戦いですね。
今回もレース終了後にバイクを保管するパルクフェルムではロッシがロレンゾの99番というゼッケンを指差してカメラにアピールしてたのもそんな意味があると思います。

実況のアナはロレンゾの健闘を称えてると言ってましたが、違いましたね。
解説はグランプリを支えた過去の日本人ライダーが代わる代わる行っていますが、実況のアナはもう少し
MOTOGPについてお勉強してほしいですねぇ。
でもノリックの解説が一番面白くてわかりやすかったですね。

今年は雨のレースがやたらと多いですが、次戦のダッチTTGPもダッチウエザーが有名で
雨になる確立が高いです。
雨のレースはいつもの力関係も崩れるので楽しいですが、今回のようなレースを見せられたら
やはりドライのレースで、緊張感のあるトップライダーの凌ぎ合いが見たいですね。




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背後から覗き込むうみ様
by umi-tora | 2009-06-22 16:10
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